インサイドベットは、ルーレットのテーブル上の「数字」に直接ベットする賭け方で、リスクは高いものの配当も大きいのが特徴です。ルーレットには1から36の数字があり、加えて「0」や「00」が含まれています。
この数字の範囲内でベットを行うインサイドベットは、1点を狙う「ストレートベット」や複数の数字をカバーする「スプリットベット」「ストリートベット」など、細かく種類が分かれています。
例えば、「ストレートベット」は特定の1つの数字にベットする方法で、的中すれば配当は35倍と高いリターンが期待できます。ただし、的中率は低く、運の要素が非常に強い賭け方です。
一方で、隣り合う2つの数字にベットする「スプリットベット」や、縦一列の3つの数字を対象にする「ストリートベット」は、少し的中率が高くなり、その分配当は下がります。
さらに「コーナーベット」では、4つの数字の交点にチップを置くことで、カバー範囲を広げながらバランスの良い賭け方が可能です。
アウトサイドベットは、ルーレットのテーブル上の「広範囲」にベットする賭け方で、的中率が高く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
数字単位のインサイドベットとは異なり、色や範囲、偶数・奇数といった大まかな予測に基づいてベットを行うため、比較的安定した勝率を期待することができます。
代表的なアウトサイドベットには、「レッド/ブラック」「オッド/イーブン」「ハイ/ロー」などがあります。例えば「レッド/ブラック」は、ホイール上の数字が赤か黒かを予想するシンプルなベットで、的中率は約50%と高くなっています。
また、「オッド/イーブン」は出た数字が奇数か偶数かを予測するもので、こちらも初心者にとって非常に分かりやすい選択肢です。さらに、「ハイ/ロー」は数字の範囲を「1〜18(ロー)」と「19〜36(ハイ)」に分け、そのどちらに入るかを予測するベットです。
アウトサイドベットの配当は2倍が基本ですが、「ダズンベット」や「カラムベット」では12個の数字を対象にベットするため、的中率はやや下がるものの、配当は3倍になります。
リスクとリターンのバランスが良いため、ゲームの流れに合わせて柔軟にベットを行うことが重要です。初心者はまずアウトサイドベットから始めることで、ルーレットのルールやゲームの進行に慣れていくと良いでしょう。
コールベットは、ルーレット上でホイールの「特定のエリア」にベットする高度な賭け方で、主にヨーロピアンルーレットで用いられます。
コールベットでは、数字の並び順ではなく、ホイール上の物理的な配置に基づいてエリアごとにベットを行うため、経験豊富なプレイヤーに向いている手法です。
代表的なコールベットには「ヴォワザン・ドゥ・ゼロ」「ティアーズ」「オルフェラン」などがあります。例えば、「ヴォワザン・ドゥ・ゼロ」は「0」の周辺にある17個の数字にベットする方法で、ホイール上の広い範囲をカバーするため的中しやすい反面、複数のベットが必要です。
「ティアーズ」はホイールの反対側に位置する12個の数字にベットする方法で、リスクとリターンのバランスが取れた選択肢です。「オルフェラン」は残りの8個の数字にベットする方法で、カバー範囲が狭い分、高いリターンを期待できます。